抵抗値は、温度によって値が変わります。
例えば、同じコイルでも夏に測定した抵抗値と、冬に測定した抵抗値は違った値になります。同じコイルなのに季節(温度)によって値が変わってしまうと、コイルの特性を正確に評価することが出来ません。
従って抵抗値は、温度20℃の時の値を基準として評価することが一般的に行われています。
そうすれば、温度の違う場所や日時に測定しても、同じ土俵で比較できます。
と言うことで、室温で測定した抵抗値を、20℃の抵抗値に換算する式を下記に示します。
R(20℃) =(234.5+20℃)÷(234.5+室温)× R(室温) (Ω)
最近は、抵抗測定器に温度補正機能が付いて、自動的に20℃に換算した値を表示するので、この式を使うことが少なくなってきました。
ちなみに、超伝導を引き起こすような極低温等にはあてはまりません。
あくまでも、身近な温度の範囲内での換算値です。
それでは、下記の空欄に数字を入力して、計算ボタンを押してください。
20℃の抵抗値に換算された値が得られるはずです。多分・・・。